About
三人の男やもめの奇妙な殺人計画を通して、男と女の心情の機微をコミカルに描いた物語。監督・脚本は「髪結いの亭主」のパトリス・ルコントで、パトリック・ドヴォルフが脚本に協力。製作は「プロスペローの本」のフィリップ・カルカソンヌとルネ・クレイトン、撮影は「妻への恋文」のエドゥアルド・セラ。音楽は「二人のロベール」(V)のアンジェリーク&ジャン・クロード・ナションの夫婦コンビが担当。
Catch
名匠パトリス・ルコントが奏でる、可笑しくも哀しい愛のドラマ。
Story
愛するが故に浮気性の妻を殺してしまった男、
愛する妻に去られたが故に殺したい男。そして、女と暮らさない事が、人生を楽しく生きる術だと信じている男・・・。
女を憎み、女を憎み、女を妬み、女など居なくても生けていける、と息巻きながら、それでもやっぱり女なしでは生きていけない・・・そんな3人の男たちが繰り広げる、可笑しくもちょっぴり切ない物語。監督は、一貫して”男”と”女”をテーマに描き続けるパトリス・ルコント。その独特の”ルコント・ワールド”を見事に体現するのがフィリップ・ノワレ、リシャール・ボーランチェ、ティエリー・レルミットといった名優たち。彼らの絶妙の演技が、まさにタンゴの如く、心憎いまでの見事なアンサンブルを奏で、独特の心地よさを感じさせるまでに、作品を昇華させる事に成功してる。